玄関は家の中と外の世界をつなぐ大切な通路です。玄関から外の世界へと出かけていけば、風景を楽しみながら散歩をすることも、近隣の方と談笑しながらコミュニケーションを交わすこともできます。
しかし、そうした楽しみが待っている外の世界に行くことも、高齢者や身体障害者の方々にとっては簡単な事ではありません。
ましてや、家から外に出るための玄関の使い勝手が悪いと、それだけで外出する意欲も失せてしまうでしょう。その結果、家に閉じこもりがちなってしまったとしたら、精神的にも健康の面から見ても悪影響がでてきてしまいます。
では、玄関のバリアフリーとは一体どのような工夫を行うことが重要なのでしょうか?
高齢者や身体障害者の方にとっての玄関の最大の難点は、段差にあります。一般的に、上がり框の高さは15cm前後に収めるのが適当ですが、上がり框をそのものをなくすと、出入りが非常に楽になります。例えば、ビルの出入り口は外と内とが同じ床高になっているので建物内部に入る時に違和感を感じない、ということからも想像いただけるでしょう。
また、その他のバリアフリー玄関づくりに欠かせない対策としては、次のようなものがあります。
高齢者の方は、腰を曲げる姿勢を取るのも一苦労。ですから、腰に負担をかけずに、楽に靴がはけるように、ベンチを設けてあげましょう。ベンチに楽に腰をかければ転倒する恐れもありませんので、安全かつスムーズに靴を着脱できるようになります。
上がり框の昇り降りや靴を着脱するときに、体を支えてくれます。
水に濡れても、ゴムの減った靴であるいても、滑りにくい床材を選びましょう。
足元が暗いと、少しの障害物や段差に気付けず、そのまま横転してしまいがちです。そのため、玄関や廊下などに足元を照らす照度を設置することが大切です。